針生検
2017年 01月 04日
マンモグラフィーから3日後に針生検の予約が取れた。
ほとんどのがんの場合、確定診断を下すには組織を採取して病理検査(顕微鏡で細胞を観察)を行う必要がある。
乳がんでは、超音波のガイドで針(直径3、4 mmくらい)を刺し、腫瘍の組織片を切り取る。
まずは技師が超音波で場所を確認。
今度は私も腫瘍の影がはっきりと確認できた。
処置を行うドクターが慌ただしく入ってきた。
真っ赤なワンピース姿で現れ、ちょっと度肝を抜かれる。
ドレス姿で生検用の器具を持つ姿はちょっとマッドサイエンティストっぽくもある。
針を挿入する場所を決め、麻酔を打つ。
針が侵入する様子が超音波に映る。
ガチャッ!ガチャッ!
採取するときの音がすごい。
痛みが全くないのが不思議なくらいだった。
計4カ所を採取して終了。
ドクター "Not bad, ha?"
私 "Not at all."
ドクターとの会話はこれくらいしか覚えていない。
生検を終えたドクターは嵐のように去って行ってしまった。
おそらく予定があったところに無理矢理、予約を入れてしまったのだろうか。
アメリカではサービス業に多くを期待しなくなった私もさすがに
もうちょっと愛想よくてもいいんじゃない、と思ってしまった。
初診からちょうど一週間後、主治医から電話がきた。
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by varoko
| 2017-01-04 11:34
| 乳がん